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どこで誰と語るか [思った事]

この間の「爆笑問題のニッポンの教養」に川崎和男さんが出演していた。

ペイリン副大統領候補のメガネでニュースでも紹介されている川崎さん。そんなことになるとも知らない時に収録されたはずであろう番組が、そんな時に放送されているのも、やっぱりトップデザイナーである人ならではだなと思う。

この番組は初めて見たんですが、お笑い芸人とデザイナーとの対談もいいもんだなと思った。
多くのデザイナーは普段はあまりメディアに出ません。だから彼らの話とか考えとかを聞いたり知るためには、デザインの専門誌を見るか講演会とかに行くしか無いのです。(ブログもありますが)
そこでのデザイナーに対する聞き手は、デザイン業界に精通している人である場合がほとんどで、専門的かつ内輪的な話になりやすい。それはそれで面白く興味深いのですが...。

何が言いたいかというと、別の業界の人、違った世界で生きている人と話す事でしか聞き出せないこともあるということです。私達が普段は気にしていないような・当たり前だと思っているような事を彼らは疑問として投げかけてきます。それに対してその道の達人がどう返答するのか。そこからは意外な考えだったり、「ハッ」とするような言葉を言ったりするわけです。

そしてそれを聞いて、自分はまだまだだなと思ってもみたりする。

同じNHKのプロフェッショナルという番組が面白いのも、茂木さんという洞察力に優れた人が、ゲストの本質的な部分、人間としての部分を会話を通して引き出しているからに他なりません。それがなければ、ただ単にゲストを紹介する番組でしかありません。
そして、そういうやり取りはおよそ同じ業界にいる人には引き出す事が出来ない。

以前にも増してデザイナーは語るようにはなってきています。
しかし、そこでの聞き手と語られる場に関してはまだまだそんなに幅は広がっていない。
そう考えると、デザインの一歩外へと踏み込んでいる人はまだ少ないのかもしれません。

「デザインに興味を持っている人がいることを前提にセッティングされた場」では無い所で、どれだけデザイナーのコトバに触れる事が出来るか。そういう機会が増えていくことは、一方では「もてはやされている」とか「売れっ子」とか「単にメディアへの露出が増えただけ」と思う人もいるかもしれませんが、結果として興味を持つ人が増えた事、その人のコトバを聞いてみたいという人が広範囲に及んで増えた事には変わりありません。だから私はそういう状況を肯定する側であります。

いずれにせよ、この話は本人の発信力があって実を結んでいくことではありますが。
業界内で評価される事は難しいですが、業界の外にも評価されることの方がもっと難しい。
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ブロードキャスター [思った事]

ブロードキャスターが終わってしまった。だからと言って特別悲しい気持ちになったり感情移入しているわけではないのですが。
17年続いた長寿番組も視聴率が低迷し、一時期の勢いを取り戻す事無く打ち切りとなり、後継の番組はビートたけしを起用したものになるらしい。

最終回の番組にはありがちですが、「お父さんのためのワイドショー講座」の過去の放送を振り返っていて興味深い内容があった。初期の放送ネタは圧倒的に芸能関係が多かったけれど、1995年辺りを境に政治・経済や事件を取り扱う割合が増えていったということ。ホントにこの10年で色々と世間は変わったんだなと。1995年に一番放送されたのはオウム関連、次に阪神淡路大震災。今もその時の傷跡は完全に癒える事はない。

子供のころ、時々ちょっと夜遅くまで起きていたりすると、大抵私の親はブロードキャスターを見ていた。お父さんのためのワイドショー講座を親と一緒に見ていると、なんだかちょっとばかし自分が大人になったような気分になったりもした。まだ、「恋のカラ騒ぎ」を知らない時のことだった。
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パナソニック・ビューティーへ [思った事]

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「きれいなおねえさんは、好きですか?」というキャッチフレーズを初めて耳にしたのは何年前だろう。
ナショナルのビューティー&ヘルスケア商品群は、これからは「パナソニック・ビューティー」として生まれ変わるそうだ。

今後松下は、全ての商品群をパナソニック名義で販売していくわけだが、これもその為の取り組みの一貫だろう。白物家電などにパナソニックと入っているのを想像するとまだまだ違和感があると感じていたが、松下もその辺は当然承知しているだろう。
女性向けの商品群のように、「商品力+ブランド力」を活かし易いカテゴリーから、徐々にナショナルとしてのイメージをパナソニックへと変えていくのだろうか。

こうしたプロモーションを少しずつ積み上げ、時には大胆に行なっていく事が、ブランド力の形成へと繋がっていくんだと思います。

「きれいなおねえさんは、好きですか?」は年下の男性が年上の憧れの女性へのイメージを表現していたが、パナソニック・ビューティーはそれとは別。結果として、男性目線から女性目線へと大幅に路線変更しています。この辺りからも、結構思い切ったことをしたなと感じさせてくれます。
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十五夜と十三夜 [思った事]

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今年の中秋の名月は九月の十四日。もう過ぎてしまったが、今宵も綺麗な月が雲の間から姿を覗かせていた。
たまらずデジカメで写真を撮ろうと思ったら...。運の悪い事にバッテリー切れである。
というわけで、画像はGoogle風の中秋の名月。ウサギの後ろ姿がなんとも可愛らしいですね。

「仲秋の名月」と表記する場合もありますが、旧暦の八月十五日を限定して示す場合は「中秋の名月」が正解です。仲秋だと、秋を三つ(初・仲・晩)に分けた時の真ん中の時期を表すことになってしまいます。(つまり、旧暦だと八月いっぱいの期間を示す事になるのです)

秋は収穫の時期なので、その年の収穫物を月に備える、豊作を祈願するという風習でありますが、十五夜に対して十三夜というのがあるのをご存知だろうか?

十五夜は芋名月とも呼ばれているが、十三夜は栗名月あるいは豆名月とも呼ばれている。(後月見とも言います)お供えする作物の違いによるものですが、芋よりも栗などの方が収穫時期が遅いからこう呼ばれるんでしょう。ちなみに、お月見でお団子をお供えするのは芋の代わりです。
十三夜は今年は十月十一日だそうです。

お月見を風習としてきちんと行なうのであれば、十五夜と十三夜の両方を行なわなければ縁起が悪いとされています。どちらかしか行なわないことは「片見月」と呼ばれ、地域によってはどちらも同じ庭で月を見ないと駄目ともされていたり。このあたりは風習って感じですね。

ちょっと悪知恵の働く人は、これを利用してデートの誘いなんかに使ってみるのも一つの手かもしれませんね。だって、必ず二回は会わないといけなくなるわけですから。
でも、今時それをまともに受ける人なんているわけないか。

小さい時は、近所の公園や原っぱでススキを採ってきて、お団子に飛びついていたり、子供にとってもちょっとした楽しいイベントであったことを思い出しました。
ウサギさん見つけたーなんて言ってたっけかな。

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20th Century Boys [思った事]

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見て来ました。
内容の批評は事前にいくつか目を通していましたが、実際に見てなるほどなと思いました。
オープニングのタイトルを見て初めて気がついたのですが、「本格科学冒険映画」とキチンと直されていたんですね。

一本の映画として編集されていないなと思います。
原作を読んでいない人にとっては、全体の話の流れを把握出来ないでしょう。
カット数が非常に多く、それぞれのシーンがどれも意味ありげに演出されていて、内容が分からないと落ち着いて見る事が出来ないと思います。
大きなスクリーンでそうした展開の運び方はありえません。テレビドラマならそれもありなんですけど。

原作の中でポイントとなるシーンを繋ぎ合わせた、言わばダイジェスト的な内容に仕上がってしまっています。漫画では味わう事が出来ない、臨場感や迫力を体感することに面白みを見いだせる人に取っては十分かもしれませんが、あくまでもこれは映画。申し訳ないですが、一つの作品として鑑賞することが出来なかったです。

キャラクターの登場シーンやセッティングが原作と違う所がいくつかありました。でも今後の展開を考えてみると、そうすることで人物紹介や回想シーンなどの余計なカットを省く事が出来る。過去と現在を振り返りながら、登場人物が増えていくという原作の流れのままだと、映像にした時に耐えきれないのでしょう。
こういうのが演出上の都合なんだなと思いました。

配役はどれもいいところをついていると思うんですが。子供時代の配役なんかかなりいい。
これは、キャスト選出の腕が良かったというよりは、浦沢直樹さんの人間描写力につきるんだと思います。
人としての特徴を巧く表現されていますよね。

とまぁ、珍しく映画批評みたいなことを書いてしまいましたが、次回作への不安が残る一作目でした。
とかいいつつ、次も見てしまうんだろうなぁ...。
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Olafur Eliassonの人工の滝 [思った事]

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現在、ニューヨークシティーのハドソン川西岸にパブリックアートとして人工の滝が存在している。
手がけたのは芸術家のOlafur Eliasson。自然を対象としたインスタレーションを得意とし精力的に活動している。この滝は、ポンプで川の水を汲み上げ放出されている。画像を見ての通り夜になればライトアップされとても綺麗だ。写真のものと合わせて4カ所に設置されており、観光客の評判も良い。

その滝が原因で、地元住民からあるクレームが上がっている。

どうやら滝のしぶきによって、周辺の灌木や植物が枯れてしまうという現象が起きているとのこと。
川の水なのに何故?と思うだろうが、滝が設置された場所は大西洋に近いため塩分が強いのだという。
こうしたクレームを受けて、一周間あたりの展示時間を101時間から約50時間と半減させることが決まった。期間も9月中旬に短縮して欲しいという申し出もあったが、そこに関しては当初通りの10月中旬と変わらずに行なうという。

この人工の滝、かなりの時間と予算を組んでいただけに、この結末はなんとも悲しい。市当局は環境への影響は事前に調査していたとも言っているけど、結果として問題は起きてしまった。

これを考えたOlafur Eliasson氏のコメントなどは分からないが、本人も肩を落としているに違いない。
人々を楽しませる・喜ばせるためのアートが、人と環境に迷惑をかけてしまう結果になってしまったからだ。自然をモチーフとした作品を多く制作しているだけに、この問題は本人にとって色々と考えさせられることになるでしょう。

こうした近年のアート作品を見ていると、アートという定義や役割もどんどん変わってきているなぁと思います。それが最も顕著に表れているのは、村上隆氏の作品でしょうが。

それと同じくらいデザインの定義も変わってきている、そんな21世紀です。
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秋空 [思った事]

九月になっても、まだまだ暑い日は続く。残暑はツライ...。

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そうは言っても、季節は徐々に秋らしさを感じられるようになった。
今日は雲一つ無い青空だったが...この感じは秋晴れだなと、ふと思った。
30度を超す日であっても、空を見れば秋の色が滲み出てきている。
照りつける太陽の日差しも、以前程攻撃的ではない。

夜になれば、もっと秋らしさを感じる事が出来る。
心地よい風が窓から入り込み、虫の声も穏やかに感じる。
それと、空気の匂いからも秋の訪れが伝えられている。

そんな季節の変化を感じた一日であった。
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書くということ [思った事]

たまに人に自分のブログを紹介したり、たまたま見てもらったりすると、「文章を書く事が好きなの?」とか「よくあれだけの文量をコンスタントに書けるね」なんて言われます。

確かに、好きか嫌いかと言われれば好きなので、その時は素直に「好きです」と答えます。

感情的な内容になったり、過剰に表現してしまうこともしばしばですが、そんな私の書いた文章を見て好意的に捉えて下さる事はとても嬉しいことです。

もうすぐで、このブログを初めてから一年が経とうとしています。
この一年でデザインの世界も、以前にも増して変わったと思います。
何よりも、メディアを通してデザインが語られる事がもはや当たり前になったと思うのです。

一年前までは、露出の機会が増えてきたという感覚でしたが、この一年でそれは飛躍的に伸びたのではないでしょうか。展示会や見本市を見て回っていても、確実にデザインを理解しているマーケッターが増えていることを感じますし、深澤さんや吉岡さんを始めとしたデザイナーの方々の活躍もリアルタイムで知る事が出来ます。それに加え、デザイン関連のセミナーや講演会も数多く開催されています。

こうした事が当たり前になったことで、デザイナーは「では次にどうしていこう」ということを考える時期に来ていると思う訳です。

「知ってもらう・聞いてもらう」という目標は達成されつつあるとおもうので、次はそれらを元に如何にフィードバックしていくか。いやいや、底上げと言った方がいいのかもしれません。

少し大げさに言うと、世の中をコントロールして行く事が必要になってくると思います。
そして、それは自分自身をコントロールして行くことにも繋がる訳です。

つまりコトバで伝えるだけでなく、行動で伝えることをしなければならないのです。
以外とこの辺りのことは、まだまだ改善をしていかなければならない状況だと思います。
有名デザイナーとの成功例はホントにホントにほんの一部分で、縁の下で支えているデザイナーが今後どれだけ活躍していけるのかが、ホントにホントに重要だと思います。

今まで見えていなかった部分にもデザインのメスを入れる。そうしたことが今後ドンドン行なわれて行くのだと思います。いや、そうならなければいけない、そうしていかなければいけない。

だから私も、書く事だけで終わらせてはならないと思うのです。
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ポニョソーセージ [思った事]

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ここまで大々的に使っているということは、もちろんキャラクターの使用料を払ってのことだと思うけど...。それともひょっとしたらコラボだったりするのかな?

なんだか子供が泣いちゃうような良からぬ事を想像してしまいます。

あまりにも適材適所な起用。
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uccのキャンペーン [思った事]

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現在uccのBLACKコーヒーでは、2000円分のガソリンカードが抽選で当たるというキャンペーンを行なっている。出光とのコラボキャンペーンのようだ。

随分と世情を意識したキャンペーンだなと感じていたが、BLACKのユーザーを思い浮かべてみたら妥当な策だなと思った。

BLACKを飲む人って、ドライバーの方が多いような気がします。長距離トラックやタクシーの運転手さんとか、出張とかプライベートで車で遠出した人とか。眠気覚ましの意味も込めてBLACKを購入する人もいるかなと。だって何だか効き目良さそうじゃないですか、BLACKって?

だったらキャンペーンの商品としてガソリンが使われるのも納得。普通の商品ではこれは無しだけどBLACKならありでしょう。

原材料価格の高騰は続く一方だから、今後も業界毎にこうした世情に絡んだキャンペーンとか増えてくるのかな?

今回の「コーヒーとガソリン」というように異業界同士の取り組みを行なう場合は、今以上にユーザーの生活や動向を観察していく必要がありますね。そうした「数字に中々表れない情報」をどれだけの企業がマーケティングに取り入れているんでしょうかね?


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