SSブログ

Olafur Eliassonの人工の滝 [思った事]

Olafur_Eliasson's_Waterfalls_under_the_Brooklyn_Bridge.jpg

現在、ニューヨークシティーのハドソン川西岸にパブリックアートとして人工の滝が存在している。
手がけたのは芸術家のOlafur Eliasson。自然を対象としたインスタレーションを得意とし精力的に活動している。この滝は、ポンプで川の水を汲み上げ放出されている。画像を見ての通り夜になればライトアップされとても綺麗だ。写真のものと合わせて4カ所に設置されており、観光客の評判も良い。

その滝が原因で、地元住民からあるクレームが上がっている。

どうやら滝のしぶきによって、周辺の灌木や植物が枯れてしまうという現象が起きているとのこと。
川の水なのに何故?と思うだろうが、滝が設置された場所は大西洋に近いため塩分が強いのだという。
こうしたクレームを受けて、一周間あたりの展示時間を101時間から約50時間と半減させることが決まった。期間も9月中旬に短縮して欲しいという申し出もあったが、そこに関しては当初通りの10月中旬と変わらずに行なうという。

この人工の滝、かなりの時間と予算を組んでいただけに、この結末はなんとも悲しい。市当局は環境への影響は事前に調査していたとも言っているけど、結果として問題は起きてしまった。

これを考えたOlafur Eliasson氏のコメントなどは分からないが、本人も肩を落としているに違いない。
人々を楽しませる・喜ばせるためのアートが、人と環境に迷惑をかけてしまう結果になってしまったからだ。自然をモチーフとした作品を多く制作しているだけに、この問題は本人にとって色々と考えさせられることになるでしょう。

こうした近年のアート作品を見ていると、アートという定義や役割もどんどん変わってきているなぁと思います。それが最も顕著に表れているのは、村上隆氏の作品でしょうが。

それと同じくらいデザインの定義も変わってきている、そんな21世紀です。
nice!(0)  コメント(18) 
共通テーマ:blog

H&M銀座 オープン [デザイン]

今年はやたらと「黒船襲来」という言葉を耳にする。
ケータイならiPhone、薄型テレビならVISIOというように、海外からの大物が次々と日本市場に進出して来ている。今年は21世紀の黒船襲来の年となるのだろうか。

6a00cdf3ac16b3cb8f00e3989bc6ee0001-500pi.jpg

スウェーデン発のファッションブランド『H&M』も、そんな黒船と呼ばれている一つだ。
まもなく9/13(土)に銀座店がオープン。11月には原宿、来年には渋谷でのオープンも決まっている。
海外のファッション通にとっては、まだかまだかと待ちわびていた瞬間だったのではないかと思う。

先立って行なわれたプレオープンのイベントでは、芸能人やらメディアらが殺到。話題の高さが伺える。
低価格でありながらも、ハイセンスなファッションが楽しめるとあって、今後も更に注目度が高まっていくことは間違いない。懸念されているのは、他の同一価格帯のアパレルショップとの競合合戦だ。その辺りの事情は実際の所どうなっていくのだろうか?

H&Mのライバルと言われているのは、GAP・ユニクロ・ZARA。どれも低価格帯で馴染みのあるブランドばかりだ。メディアではユニクロとの比較をよく見るが、そことの衝突はあまり激しくはならないと思う。
ユニクロはファミリー層での支持が圧倒的にあり、ベーシックなラインが主流だ。圧倒的な店舗数を誇り、どの店舗へ行っても同じ商品を取り揃えているので、欲しいものが買えなかったということも無い。裾上げなどのサービスもあり、日本文化に馴染んだブランドであると言える。

H&Mは基本的に、次から次へと商品を入れ替えていくというスタイルをとっている。
そのため、「今買わなければ次に行った時にはもう無い」という状況にすることにより、消費者の購買欲を高めるという経営方法だ。日常的にファッションへの関心が高い人へ向けたブランドであるため、ユニクロとH&Mとでは根本的に目指している方向性が違うのである。そのどちらかを選ぶかは、ユーザーの基本的な価値観や趣向性によって変わってくる。
最近のユニクロは徐々に若い女性を意識した商品展開に力を入れ始めているが、それも一つのカテゴリーとしての位置づけだろう。ユニクロは多様性があってこそのブランドだ。もし仮にH&Mのような路線に傾いていくのであれば、それは同時に経営も傾いていくことになるだろう。各々のブランドのユーザーをきちんと見つめていれば、下手な失敗はすることはない。

H&Mと同じように、入れ替え型の商品展開を行なっているのはZARAだ。
では、ZARAが一番の強敵か...とも言えない。実際の所、価格帯も一回り以上も違うし、何よりもオシャレかつベーシックなアイテムがZARAには揃う。H&Mはかなりトレンドを意識したアイテムが多いので、そこでのユーザーの需要は一致しない。

GAPに関して言えば、ファッションの方向性が全然違う。これは説明しなくても分かる事である。

テレビのメディアなどではまだあまり取り上げられていないが、H&Mにとって品質は二の次であると言われている。だからといって、どうしようもない品質のアイテムという訳ではないが、同じカットソーがあるとして、ユニクロとH&Mとの品質を比べれば、ユニクロに軍配が上がる。

H&Mというブランドは、VOGUEやELLEで紹介されているようなトレンドのファッションを、時間差をおくこと無く手軽で楽しめるというスタンスのブランドだ。
こうしたブランドは、今までの日本では無かったので注目度も高いというところだろう。ただ、メディアで騒がれているような過激な競合合戦には成り得ないでしょう。
ユーザーにとってのファッションの選択肢が広がったと考えるのがいいと思います。
それによって、他ブランドを含めて、ファッション業界がもっと活性化してくれれば良いのです。

それにしても、H&Mが今までコラボしたデザイナーを見ているとホント凄いなぁと思う。カール・ラガーフェルド、ステラ・マッカートニー、歌手ではマドンナなど。こうした、話題性のある商品展開をするところも面白いブランドだと言えますね。

コム・デ・ギャルソンの川久保玲とのコラボも決定しており、これは原宿店のオープンに合わせて世界に先駆け販売されるとか。このあたりもユーザーにとっては目が離せないでしょうね。
nice!(1)  コメント(9) 
共通テーマ:blog

KDDIから初のスマートフォン 「E30HT」 [プロダクト]

l_os_e30ht-01.jpg

いよいよKDDIからもスマートフォンが発売される事になった。
発売されるのはHTC製のスマートフォン「E30HT」。Windows Mobile 6.1 Professionalを搭載したモデルで、発売は2009年春、価格は未定。法人向けでの販売になるらしい。

E30HTは「HTC Touch Pro」がベースとなっていて、
イー・モバイルから発売予定の「HTCTouchDiamond」とは兄弟機に当たる。

各キャリアの主要端末は、ドコモはブラックベリー、ソフトバンクはiPhone、KDDIとイーモバイルはHTCと、日本のスマートフォン市場は海外メーカー端末による勝負という結果になった。ウィルコムだけが唯一日本メーカーであるSHARPを採用しているあたりが、個人的には頼もしく思える。

正直、今回のKDDIのスマートフォン市場への参入の仕方は、真っ当すぎて少々気が引けてしまった。
参入の出遅れ感を早急に対処したかのようにしか思えない。もっと攻撃的な端末を発表してくれれば面白かったんだが...。

その辺りはコンテンツのサービスに任せるとして、今後どういったやり方で各キャリアが法人契約を増やしていくかが見物だ。

スマートフォンはビジネス用端末なので、いかに法人の契約数を延ばす(囲い込む)かが重要である事は言うまでもない。ドコモのブラックベリーは、アメリカでは十分に結果を出しているので有利だ。KDDIもHTCという強力なメーカと手を組んだのだから、今後の巻き返しに期待だ。

問題なのはソフトバンクがiPhoneをスマートフォンと位置づけいていることだ。iPhoneはビジネス用端末としての利用価値はもちろんあるのだが、法人契約を結ぶとなると弱い端末だと思う。印象からだろうか、個人で所有して楽しむ端末としての要素が強いため、シェアの拡大は中々難しいように思える。だけれども、企業の社員の中ではiPhoneを欲しいという声も多いと思うので、意思決定者の首をどうやって縦に振らせるようにするのか。ソフトバンクの次の一手に非常に興味がある。

役者は揃ったと言いたい所だが、単なるシェア争いだけではなく、やはり端末の開発に力を注いで欲しい。しかし、海外メーカーが主力商品である以上、それは難しいのかもしれない。

「スマートフォン=QWERTYキー」という考え方ではなく、webブラウザが表示出来て、ビジネスに必要なコンテンツ、アプリケーションを過不足無く使える...という方向性で進めていけば、もっと違うデザインのアプローチも出来ると思うのだが。
だからこそ、日本メーカーにはもっと頑張って欲しいと思ってしまう。

スマートフォンの機能とデザインとの兼ね合いは、もう少し時間が経たなければ、うまく噛み合っていかなそうだ。



nice!(0)  コメント(10) 
共通テーマ:blog

VISIO 日本上陸 [プロダクト]

VIZIO1.jpgvizio2.jpg

以前から業界内で話題になっていた米国のテレビメーカー『VISIO』が、ついに日本に上陸した。
まずは会員制の倉庫型販売店のコストコで試験的な販売の段階だが、売れ行きは上々のようだ。

42型で9万円代という圧倒的な低価格を実現し、北米でのシェアも1・2位を争うまでに急成長を遂げている。安くても品質は悪く無い。デザインもその価格らしならぬ完成度でありバリエーションも豊富だ。

VISIOはファブレス企業であるから、ここまで低価格の商品を作る事が出来る。自社工場を所有する多くの日本メーカーがどんなにコストを削減しても超えられない「価格の壁」を、このVISIOはあっさりと超えてしまった。価格競争では日本メーカーに勝ち目は無い。

だが、そんなVISIOにも欠点はある。
今の日本の薄型テレビではHDD内蔵は当たり前だが、VISIOにはそれが無い。徹底したコスト削減ということからそうした機能は今の所搭載はされていない。
日本でのマーケットシェアの拡大を狙うには、この辺りの事も見直した方がいいだろう。

一番の問題は販売チャネルがあまり多く無いという点だ。
前述したコストコのような倉庫型の大型店舗が主流となっているがそれには訳がある。
倉庫型店舗なので大量に商品を卸すことが出来る。そしてルートを絞る事で出荷の部分に関してもコストを削減出来ると言う訳だ。このため、一般的な量販店へは早急に広がっていかないと思われる。

もう少し掘り下げれば、倉庫型店舗には店頭にセールスマンもいないので、直接の客に対してのアプローチが弱いという面がある。ただ単に安い商品が目の前にあっても、食料品ならともかく家電製品となると大部話は変わってくる。この事が直接の原因とまでは言い切れないが、他社メーカーとの売り上げを一気に突き離すというところまでには至って無い。北米での2007年度の第3四半期においてはシャープが一位と巻き返した。

そうは言っても、VISIOが驚異的な存在である事には変わりがない。
北米ではVISIOを含め、シャープ・サムスン・ソニーなどが猛烈なシェア争いを繰り広げている。

すぐにVISIOが日本で成功するとは思わないが、「薄型テレビの黒船」の出現によって、今後の日本のテレビ市場がどう変化していくか注目するところである。

nice!(0)  コメント(9) 
共通テーマ:blog

川崎和男 MP-704 [プロダクト]

MP-704.jpg

川崎和男氏がデザインした増永眼鏡の『MP-704』。
僕はメガネを使用していないが、知性を感じられるかっこいいメガネだと思う。

タイムリーな話ですが、米共和党の副大統領候補のサラ・ペイリン・アラスカ州知事がこのメガネをかけていて話題になっているらしい。
以前から、そのデザインと使用感の良さから根強い人気はあったが、今回を機に更に人気は高まるんじゃないか...というお話です。

有名人・芸能人の身につけているものの人気が出る...なんてことは当たり前の話ですが。。
小泉さんが着ていたブルーのラルフローレンのシャツや、朝青龍の師匠である高砂親方のパイロットシャツも話題になっていたし。

ただ今回は、「誰がデザインした」という所まで報道されているので、川崎さんは以前にも増して有名になることでしょう。ニュース番組内の1〜2分程度の枠で、商品名だけでなくそれをデザインした個人名まで伝えられるなんて、昔はなかっただろうなぁと考えてもみた。

川崎さんも、まさかこんな形で取材を受けるだなんて思ってもいなかったでしょう。
でも今回のように「旬な話題」としてもてはやされる事は、多分川崎さんはあまり好きではないんじゃないかな?とも思いました。

ものすごい信念を持ち、理想を追い求め、社会派な一面も持ち合わせている方ですから。
nice!(1)  コメント(5) 
共通テーマ:blog

秋空 [思った事]

九月になっても、まだまだ暑い日は続く。残暑はツライ...。

IMG_1476.JPG

そうは言っても、季節は徐々に秋らしさを感じられるようになった。
今日は雲一つ無い青空だったが...この感じは秋晴れだなと、ふと思った。
30度を超す日であっても、空を見れば秋の色が滲み出てきている。
照りつける太陽の日差しも、以前程攻撃的ではない。

夜になれば、もっと秋らしさを感じる事が出来る。
心地よい風が窓から入り込み、虫の声も穏やかに感じる。
それと、空気の匂いからも秋の訪れが伝えられている。

そんな季節の変化を感じた一日であった。
nice!(0)  コメント(21) 
共通テーマ:blog

三洋電機から業界最薄のFAXが発売 [プロダクト]

080904-1a.jpg

三洋電機から、業界最薄の高さ78mmの普通紙FAX電話機「SFX-D500」シリーズが発売される。
価格はオープンプライスだが、予想店頭価格は子機1台付きの「SFX-D500」が26,000円、子機2台付きの「SFX-DW500」が34,000円とのこと。

業界最薄という本体サイズは、296×200×78mm。従来機と比べて体積を45%カットしている。置き場所に困らないスリムなデザインを特徴としている。

何故この商品を記事で取り上げたかというと、私自身FAXはいずれは市場から無くなってしまうプロダクトだと思っているからです。なんというか、一つの完成形を見ずに終わってしまうモノなのかなと。

そうは思っていても、こうして技術革新に伴い着実に進歩してる様子を見ると、メーカー側の苦労も垣間見える気がします。三洋という企業の商品であることも関係無しではありません。

ただこの新しいFAXを見ていると、徐々に完成系に近づきつつあるのかなという気もします。
以前のものよりは格段に使い易くなっているし、デザインも洗練されつつあります。

FAX が市場から無くなるのが先か、完成形に辿り着くのが先か、遠目から見守っていようと思います。
nice!(0)  コメント(26) 
共通テーマ:blog

シニア層向けケータイの行く末 [プロダクト]

20041223_0.jpg

2004年にツーカーから発売された『ツーカーS』。
おじいちゃんと孫との日常を描いたCMは覚えている人も多いだろう。
2004年度のグッドデザイン賞・ユニバーサルデザイン賞も受賞し、こうした極限のシンプルケータイが市場に増えていくかのように思えたが、実際の所は現在auから発売されている『簡単ケータイS』(後継機種)とドコモの『らくらくホンシンプル』の二機種のみである。

foma_rakuraku5.jpg

「簡単」や「シンプル」をコンセプトとしたケータイで一番のシェアを誇っているのはドコモのらくらくホンシリーズ(画像はらくらくホンV)である。auやソフトバンクからもこのようなラインナップは展開されているが、ドコモのものがシェア一位なのは、市場占有率の高さとユーザーの年齢層によるところが大きいだろう。個人的な見解だが、若者向けのケータイをメインとしているauにおいては、簡単ケータイのようなシリーズはどうも不釣り合いな気がする。

ツーカーSのようなシンプルケータイのデザインはかなり考えられているし、機能を通話のみにしたこと、ピンポイントのユーザーへ向けての商品であることなどなど...評価すべき点は多くあるが、果たしてそれが完成系なのか、十分に足りているのかという疑問が以前からあった。

言葉は悪いかもしれないが、ユーザーを「年寄り扱い」した商品とも言えなくも無い。
「メールもインターネットも出来ないけど、電話なら使える」という意見を肯定的に受けるか否定的に受けるかでこの辺りの考えは変わってくるが、あそこまで研ぎすまされたモノにされてしまうと、そのデザインの完成度の高さによってユーザーを決めつけることにもなりかねない。

通常のケータイとしての機能を維持しつつ、使い易さを追求している「らくらくホンシリーズ」の売り上げが良いのも、こうしたデザインから見る心理的作用が働いていると思います。

「〜の人のため」という設定は、提供する側もそれを受ける側も非常に分かり易いコンセプトではあるが、それを持つ事は「私は〜の人である」ということが自然と周囲に伝わる事になり、ある種の「恥ずかしさ」を使用者に抱かせてしまう危険性もあると思う。

こうしたあまりにもピンポイントな商品は、必要とされていながらも実際に市場に投入すると思いのほか受け入れてもらえないということが時々起こる。

簡単ケータイの話に戻すが、メールやwebを使えないからその機能を省いた商品を開発するというのではなく、そういう人達でもメールやwebを快適に使える端末、更にはコンテンツのサービスを充実させていくという方向が健全なのではないだろうか?

シニア層でも見やすいインターフェース、使い易い操作性、興味を抱かせる魅力的なコンテンツの提供。こうした取り組みをきちんと行なう事が、ケータイ業界の本当のユニバーサル化なのではないでしょうか?

私の母はケータイを持つようになって2年程。(購入したのはらくらくホンの旧型) 当初は慣れない操作に戸惑ってはいたが、今では友人とのメールも楽しんでいる。少しずつインターネットに対するアレルギーも無くなって来ているので、パソコンも購入して色々と試してみたいと言っている。

見たい情報・やってみたい事が明確に分かる様になれば、どんなに歳を取ろうともそれに取り組む好奇心は薄れないのだと思う。大事なのは、そうした人が持っている苦手意識をそのままにしてしまわない事だと思う。

善かれと思って考えたデザインが、「おせっかいなデザイン」と言われないように気をつけたいものです。
nice!(0)  コメント(21) 
共通テーマ:blog

書くということ [思った事]

たまに人に自分のブログを紹介したり、たまたま見てもらったりすると、「文章を書く事が好きなの?」とか「よくあれだけの文量をコンスタントに書けるね」なんて言われます。

確かに、好きか嫌いかと言われれば好きなので、その時は素直に「好きです」と答えます。

感情的な内容になったり、過剰に表現してしまうこともしばしばですが、そんな私の書いた文章を見て好意的に捉えて下さる事はとても嬉しいことです。

もうすぐで、このブログを初めてから一年が経とうとしています。
この一年でデザインの世界も、以前にも増して変わったと思います。
何よりも、メディアを通してデザインが語られる事がもはや当たり前になったと思うのです。

一年前までは、露出の機会が増えてきたという感覚でしたが、この一年でそれは飛躍的に伸びたのではないでしょうか。展示会や見本市を見て回っていても、確実にデザインを理解しているマーケッターが増えていることを感じますし、深澤さんや吉岡さんを始めとしたデザイナーの方々の活躍もリアルタイムで知る事が出来ます。それに加え、デザイン関連のセミナーや講演会も数多く開催されています。

こうした事が当たり前になったことで、デザイナーは「では次にどうしていこう」ということを考える時期に来ていると思う訳です。

「知ってもらう・聞いてもらう」という目標は達成されつつあるとおもうので、次はそれらを元に如何にフィードバックしていくか。いやいや、底上げと言った方がいいのかもしれません。

少し大げさに言うと、世の中をコントロールして行く事が必要になってくると思います。
そして、それは自分自身をコントロールして行くことにも繋がる訳です。

つまりコトバで伝えるだけでなく、行動で伝えることをしなければならないのです。
以外とこの辺りのことは、まだまだ改善をしていかなければならない状況だと思います。
有名デザイナーとの成功例はホントにホントにほんの一部分で、縁の下で支えているデザイナーが今後どれだけ活躍していけるのかが、ホントにホントに重要だと思います。

今まで見えていなかった部分にもデザインのメスを入れる。そうしたことが今後ドンドン行なわれて行くのだと思います。いや、そうならなければいけない、そうしていかなければいけない。

だから私も、書く事だけで終わらせてはならないと思うのです。
nice!(0)  コメント(21) 
共通テーマ:blog

ポニョソーセージ [思った事]

LlWjGzqREbu4u41xTKE6d1eZ_500.jpg

ここまで大々的に使っているということは、もちろんキャラクターの使用料を払ってのことだと思うけど...。それともひょっとしたらコラボだったりするのかな?

なんだか子供が泣いちゃうような良からぬ事を想像してしまいます。

あまりにも適材適所な起用。
nice!(0)  コメント(10) 
共通テーマ:blog

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。