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without thought vol.9 [イベント]

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西麻布のギャラリー・ル・ペインで開催中の「「without thought vol.9」を見て来ました。

深澤直人氏によるこの企画展も1997年の開催に始まり、今年で9年目を向かえた。
今回のお題は「フラワーベース」。毎回の様に、色々な企業のインハウスデザイナーの作品が展示されている。

実はこの企画展を見に来たのは今年で初めてだ。
気づいたら終わっていた...というのがいつものパターン。後日、メディアや人を通してその年の作品に触れていた。今年はたまたま会期中にAXISへ行く用事があったため、時間を作って見に行く事が出来た。

without thought(考えない)と言っておきながら、見る側にとっては逆に考えさせられてしまう作品も多々あるな...と以前から思っていたが、今年もそうした作品はあった。特にあんまり考えてなさそうな作品にこそ、作者の苦悩がまざまざと刻み込まれているような気がしてならない。これも自分がデザインに携わる身だからこその受け取り方なのだろうか。

何の説明も無くても、それを目の前にした瞬間、「あ〜分かる〜」と共感出来る作品が個人的には好きだ。と言うより、そうした作品に仕上げる事がこの企画展の一つの目標であるとも思う。

デザイナー側の考え方の習慣を壊すだけでなく、見る側の既成概念をひっくり返しつつも、何故かフィットする。そんな効果が作品からもたらされれば一番いいんじゃないのかな。と言ってみたが、「それが簡単に出来ちゃう人は天才だよ〜」と心の中では思っている。

深澤さんは、どんな感じでワークショップを行なっているのだろう。気になる!

一通り見終わったら、JIDAの「デザインプロセス委員会」というのに出席するためAXISへ。
この模様はまた後日。
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「Be Honest!」artek + marimekko [イベント]

用事で表参道方面まで出かけたので、ついでと言ってはなんだがスパイラルガーデンで開催中の
「Be Honest!〜次世代へのタイムレスデザイン」(9/23迄)を見て来た。

フィンランドを代表するインテリアブランドの「artek」と、ファブリックブランドの「marimekko」が、デザインにおけるサスティナビリティーを考え、それぞれのブランド毎にデザイナー・アーティスト・建築家などを起用し、新たな考え・側面を見せるという企画展である。

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アルヴァ・アアルトのデザインによる、artek「Stool 60」は今年で発売から75周年だという。
形は変わらずとも、時代にしっかりと根付いて愛用され続けているその製品は、間違いなくプロダクトデザインとしてのサスティナビリティーの要素を満たしていると言えるだろう。
しかし、単にデザインが優れているというだけでその時間を得てきた訳ではない。作り手の取り組む姿勢、企業としての商品への理解、そしてそれらを受け取るユーザーとの協調...。単なる綺麗事ではない、モノ作りの本質が、そのイスを通して感じることが出来る。
会場では、これを題材にしたデザイナー達のユーモア溢れる作品が展示されていた。

marimekkoに関してはクラシックから新作まで、「タイムレスの実証」といったコンセプトを表現するファブリックが展示されていた。普段はテキスタイルには中々触れ合う事が出来ないので、同じデザインでも表現手法が違う事に色々と考える事も多い。こちらは展示スペースが小さかったのが少し残念かな。

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こんな風に、Stool 60を積み上げるインスタレーションもありました。
どんな風に固定しているのかな...と接合部分を覗いてみると、上の足から下の天板へ細い釘で斜めに打ち付けているだけでビックリしました。予想では、天板の裏から太いネジとかでしっかりと固定してあるのかなと思っていましたが。それでもしっかりとしてますから大丈夫なんですねー。

この企画展は「高いクオリティ」や「世代を超えて愛される」というのをキーワードとしてサスティナブルへとアプローチしているのですが、見る人にはただ単に「良いものを作り続ける事が良い事」として捉えて欲しくないですね。

作品の見えない部分に潜む様々な事情を想像し読み取りながら、サスティナビリティーって何ぞや?と考えてもらいたいです。でもあまりにも深く考え過ぎて昨今のエコ事情にまで入り込むと、色々なギャップに悩んでしまうと思うのでご注意を。

ちなみに僕は、デザインはデザインだけで成り立たないよなーって改めて思いました。
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風鈴〜伊藤豊雄 + takram〜 [イベント]

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赤坂にあるオカムラガーデンコートショールームで開催中の企画展、『風鈴』(〜8/22まで)を見に行って来た。建築家の伊藤豊雄さんとデザインエンジニアリング集団のtakramとのコラボレーションによる、音と光りの空間インスタレーションだ。

画像のように、会場にはうすはりガラスで作られた風鈴が280個吊るされている。
風鈴の下に入るとセンサーで人の動きを感知し、頭上の風鈴が光るとともにチリンと鳴る。するとその周りの風鈴がその音に反応し、まるで音の波紋を描く様に光り、音を奏でていく。

風鈴の音はプログラミングされたものだと思っていたが、どうやらセンサーユニットの内部に鉄琴があり、それをモーターで制御されたハンマーで叩いているとのこと。
非常に心地の良い音だ。この音を見つけるまでには相当の苦労があったに違いない。
一つ一つのユニットのハンダ付けもtakramが行なったというから大変な作業だ。会場には、こうした制作の裏側の様子をパソコンで見る事が出来る。

スペースも限られているので決して派手な展示ではない。だが夏の暑さを忘れさせてくれる落ち着きと心地よさを感じる事が出来る。一つの風鈴と周囲の風鈴、個と群とが奏でる不思議な感覚。ある種の社会性を表現しているとでも言うべきか。自分という存在は周りの人間にも影響を及ぼす。コンセプトは自然の鳥や蛍の群れから着想を得ている様なので、そうした哲学的な発想から考えられたのだろう。

伊藤豊雄さんには申し訳がないが、これは正しくtakuramのインスタレーションだ。
彼らはエンジニア出身であるので、カタチの表現は専門ではない。その代わりに、システムデザインからの体感するコミュニケーション、「見るデザイン」ではなく「感じるデザイン」を得意としている。
この企画展の見所(感じ所とでもいうべきかな?)は、冒頭でも書いたように、群れをなす音と光の体感である。だからこれはtakramのインスタレーションなのだと思う。

takramは、21_21design siteで開催された佐藤卓さんのディレクションによる「water展」にも出展していた。今後も更に活躍の幅を広げていくことだろう。
忘れてはならないのが、彼らはエンジニア出身だということ。だからデザインが劣っているという事ではない。むしろ非常に優れている。こうした異業界出身のデザイナーは今後も増々増えてくるだろう。

ということを、アートスクール出身のデザイナー又はその予備軍達は頭に入れておくべきだろう。
デザインは錬金術でもなければ魔法でもない。従来のデザイン業界の在り方は既に崩壊している。
自分達の周りにいる多くの人が、デザインの未来・可能性を切り開いて行く事が出来る。

そう、今これを読んでいるあなたでもデザインは出来るのだ。

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対決ー巨匠たちの日本美術 [イベント]

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東京国立博物館で開催されている『対決ー巨匠たちの日本美術』は今月17(日)まで。
最終週ということもありお盆中ということもあり、入場規制がかかっていて炎天下の中30分くらい立ち往生する羽目になってしまった。普段なら並ぶ前にくじけてしまう所だが今日は我慢。

この展覧会、対決っていう形式になっているけれども、対決している作者達は別に喧嘩していたわけではない。師弟関係とか友人とか、時代を隔てて影響を受けただとか、そうした第三者的な視点から何かしらの接点を持った12組・24人の対決ということで比較している。
「対決」っていう少し安易なキャッチコピーではあるけれども、本展をみればそんなこと関係ない。
重要文化財があちこちにあるのだから。初公開の作品もいくつかありそのあたりもポイントが高い。
本来は比較する様なことではないのかもしれないけど、「くらべてみると見えてくる」というコピーの通り、ホントに何かが見えてくる。

圧倒的な作品数とセレクション、全体の構成や比較方法などなど。キュレーターのスキルの高さをものすごく感じます。日本美術にあまり詳しく無い僕にも分かり易く、作者・作品の時代背景を知る事が出来る。

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芦雪の描いた虎。雑誌やテレビではよく見るけど、直接見るのは初めて。
虎なんか見た事もないだろうに虎を描いている...と思っていたが、間近で見ると...やっぱり猫だ。
「ごろごろにゃ〜お」とか言ってそう。かわいい...。
そんなことよりも、全体の構図がホントに素晴らしい。一番左の屏風に描かれているのなんてヒゲだけです。こうした構成を、この時代の人がやっていたというのが驚き。

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宗達の「蔦の細道図屏風」 画像の上が屏風の左側で下が右側です。
これ、個人的に滅茶滅茶好きです。だってものすごくデザインされているんですもの。
左と右とを入れ替えても屏風の絵が繋がります。使われている緑青色がとても上品です。

会場の説明書きに、何度か「デザイン」って言葉が使われていたけど間違っていないと思う。
間違いなくここにある作品の中には、デザインの要素を感じるものがいくつもある。
現代よりも明らかに材料とかのツールは少ないはずなのに、クリエイティブな表現方法は凄いものがある。

光琳と乾山が兄弟だったり、対決とは関係ない所での人物の関わり合いがあるのも面白い。
そういう部分がわかると、より一層作品の流れを時代背景とともに考えることが出来る。

見に行けなかった方の為に、この展覧会の特設サイトをリンクしておきます。結構よく出来ていて面白いですよ。見に行った方にもお勧めです。(http://www.diam.co.jp/special/kokka/

見終わるのに二時間以上はかかったかな? じっくり見入ってしまったのでとても疲れました。
でもとても良いものが見れた。以前にも増して日本美術への関心が高くなりました。

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午後5時過ぎだというのにまだまだ客足は途絶えていませんでした。
久しぶりに並んでまで見に行った甲斐がありました。


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あついぞ!熊谷 その2 [イベント]

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花火が始まるまでの時間、駅周辺をブラブラしている時に見つけた昔懐かしい郵便ポスト。
回収に来るのは一日一回。午前10時半のみだが、地域・市民に愛されながら今も使われているのだろうと思ったが、どうやらそうでは無いらしい。ポストの下に大きく張り紙が...。

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アハハ。
だから回収は一日一回なのね。熊谷の皆さん、もっと積極的に使ってあげて下さい。そうでないといつかは本当にただの置物になってしまいますよ。
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あついぞ!熊谷 その1 [イベント]

暑い事で有名な熊谷に行って来た。目的は毎年恒例の花火大会。花火大会自体に行くのが何年ぶりかだ。
河川敷で行なわれるので、早めに行ってビニールシートで場所取り。午後三時くらいに着いたのだがその時にはもう既に多くの人で一杯だった。屋台から漂う焼きそばやらお好み焼きやらの匂いに早くもやられてしまった。

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さっきも言ったが、熊谷は暑い事で有名。夏の暑さはネガティブな印象を受けるが、それを逆手に取って暑さを売りにした町づくり=地域のブランディングを行なっている。
写真は駅前の様子だが、ミストシャワーが降り注いでいる。(画質が悪いため見えにくいかもしれませんが許して下さい)少しでも涼しくしようということだろう。出来れば駅前だけではなくて、駅周辺にもある程度設置されていれば良かったかな。難しいとは思いますが。

時間があったので駅ビルもいくつか見て回ったら色々と刺激があった。
普段見慣れている都内のショップとは全然違う。取り扱っている商品や陳列の仕方、お客さんに求められているもの・求められていないもの。都内での常識はここにはない。と言うよりは通用しないのかもしれない。ミッドタウンや表参道ヒルズのような華やかさは、ここでは反って受け入れ難いのだと思う。
当然、雑誌で見る様な最新のデザイングッズなんてものは置いていない。
場所が変われば人が変わる、そしてデザインも変わる。ホントはデザインは変わる様なものでは無いと思うのだけれど、変わってしまうのが今のデザイン。色々と考えさせられる。

花火は午後7時から9時までの約二時間。
ダイナミックの連続だった。花火の音がお腹にまで響いてくる。川を挟んだ対岸から打ち上げられているので臨場感は抜群だ。まさに花火が上から降り注いでくる感覚を体感した。都心の花火大会には無い、地方ならではの演出だった。

帰りは一時間くらい駅で立ち往生。あまりの人の多さのため規制がかかり駅構内にも中々入る事が出来ない。でもそれも良い思い出だ。来年もまた来たいと思った。

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スカイアクアリウム2 [イベント]

六本木ヒルズで開催中の「スカイアクアリウム2」(9/28まで)に行って来た。思っていた以上に見応えがあって中々楽しめた。展示方法も手交を凝らしていて、サラッと見るつもりがじっくりと見入ってしまう。

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クマノミが夜空を泳いでいるような感じは見ていてとても綺麗。
実際のクマノミは珊瑚の間にひっそりと住んでいる魚なので、こんな風に泳いでいるのを海で見る事は出来ません。そういうあり得ない様子にググッと気持ちが寄せられる。

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会場全体には映像を使ったインスタレーションがいくつかあった。これはその中の一つのもの。
屏風の形をした水槽にプロジェクターで和風な影の映像を映し出している。映像には動きがあり時間毎にパターンが変わっていく。プロジェクターの光りが魚に当たり魚の影も屏風に映し出される。モダンジャパニーズな水槽だ。魚はもちろん金魚。

全体の構成がきちんと考えられていて良いと思う。
水槽毎にテーマ・題名が付いていたり、作者名も書かれているので通常の水族館とは違った印象だ。
各水槽にも高低差があり、普通に見る・覗き込むといった見る側のアクションを変化させている。
もっともこれは商業的な視点から言えば、人が集まると導線の妨げになるポイントにある水槽を低くしている訳でもあるが。(覗き込む姿勢は足腰に負荷がかかるので、長時間そこに滞在させないことを意図しているのでないかとも思う)

暑い日が続いているが、興味があればリフレッシュの為に足を運んでみてはいかがだろうか。
都心で気軽に涼しい雰囲気を体感するには良いスポットだと思う。
見終わった後は、夜景を見ながら併設されているペリエカフェで期間限定のカクテルを味わう...。
ちょっとカッコつけな感じですが、たまにはいいんじゃありませんか。
もちろんカップルにはお勧めなスポットです。

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バウハウス デッサウ展 [イベント]

「バウハウス・デッサウ展」(東京藝術大学大学美術館)ー7/21(月)まで

日曜日に行って来ました。

今の日本でバウハウスの理念を忠実に教えている学校は、おそらくありません。
基礎過程の演習や講義では触れられているとは思いますが、学生がそこでの考えの通りに作品を作っていることはまずないでしょう。デザインにおけるバウハウス離れは確実に起こっています。

私が学生時代にバウハウスで用いられていた幾何学的なデザインをしたことがありましたが、あまり良い評価は頂けませんでした。もっとカタチで遊べとも言われましたし、腑に落ちない思いをしたことを覚えています。それからしばらくの間は悩み続ける日々でした。

現在のデザインは、昔と違ってあらゆる要素が複雑に絡みあっているので、バウハウスの教えだけでは不十分です。生活の多様化はデザインの多様化を引き起こしました。

ですが、バウハウスを知る事は大事な事だと思います。
学生でいえば、美大生のみならず経済学や機械工学を学んでいる学生にも見て欲しい。
社会人でいえば、デザイナーのみならずデザインに少しでも関わっているあらゆる職業の方々に見て欲しい。

これから先、デザインはもっと色々な業界に浸透していき、美大卒ではないデザイナーももっと増えてくることでしょう。そして、これからのデザイン界を引率していくのは、そうしたアートスクール出身ではないデザイナーだと思います。悲しいことですが、デザインの事だけを考えているデザイナーは隅っこに追いやられていくことだと思います。

だからこそ、バウハウスというデザインの原点を多くの人に見て欲しい。
その時代に何があり、後世にどのような影響を及ぼしてきたのか。

バウハウスは政治的な弾圧を受けた学校でもあるので、そういった観点からみても色々と考えさせられます。

今一度、バウハウスについて考えてみましょう。
昔を知り、今を見つめ、未来を考えましょう。

現在のデザイン教育は、時代に合わせようと必死なので、教育の核となる部分が見えません。
今のままではバウハウスのように後世に影響を残せるものにはならないでしょう。
そう考えると、バウハウスがいかに優れたデザイン教育であったのかが分かります。

時間がある方は見に行くことをお勧めします。
大きい展示会ではありませんが、きっと何か感じる事はあるでしょう。
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21世紀人 [イベント]

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先日、21_21 DESIGN SITEで開催中の「XXIcー21世紀人」を見て来ました。

21_21の設立に当初から携わっていた「深澤直人・佐藤卓・三宅一生」の三人。
それぞれが交代でディレクションしてきた企画展も今回で三回目。
三人の中で最後を締めくくるのは、世界的にも有名な三宅一生さんです。

展覧会の内容については特に何も言いません。
気になっている方は直接見に行って下さい。
作品を「見て・感じて・考える」そんな展覧会なのですから。

というのも、言い表すのならばこの展覧会はインスタレーションだからです。
なので、まずは主観でどう捉えるかというのが重要になってきます。
展示されている作品数も少ないので、ゆっくりじっくり感じて下さい。

良く分からない場合は、近くにいるスタッフに声を掛ければ丁寧に作品の意味・コンセプトを教えてくれます。全員ではありませんが、向こうから話しかけてきてくれるスタッフの方もいました。
なんだか展示されている作品を通して、その場にいる人とコミニュケーションを取らせようとする目論みがあるのではないかと思ってしまいました。だとしたらとてもステキだと思います。

昨年の深澤さんのチョコレート展から始まり、佐藤卓さんのウォーター展、そして今回の三宅さんの21世紀人展と全てを通して見て来ましが、ここで一度振り返って、「21_21 DESIGN SITEとは何なのか」、そしてディレクションを努めた三方の考えなどを自分なりに考えてまとめたいと思います。

それは長くなりそうなのでまた後日ということで・・・。

さて、東京ミッドタウンも一周年です。大部地域に馴染んできている感じがしました。
私、ヒルズよりもミッドタウンの方が好きですよ。
施設としての違いもあるかと思いますが、ミッドタウンの方が雰囲気がイキイキしています。
ヒルズは年々新鮮さが無くなってきているというか、透明度が低くなってきていますね。

このことは、単にオープンしてからの年数の違いというだけでは無いような気がしています。
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5% [イベント]

先日行われた「100%DESIGN TOKYO」。

来場者の中でバイヤーの方々は、全体の5%程だったそうです。

ちょっと考えさせられる数字だと思います。

同じデザイン系の見本市のイベントとして世界的に有名なのは「ミラノサローネ」ですが、そこでは世界中のバイヤーが一同に集まり、その年のトレンドをいち早くキャッチし我が先と言わんばかりに契約を結ぼうとする姿勢があります。

デザイナーもバイヤーもその時に懸けているんですよね。

背水の陣ではありませんが、そこで勝負が出来なければ後は無いくらいの気持ちで挑んでいるんじゃないかなと思うんですよ。

イタリアの産業においてはデザインが一役をかっている部分もあるので、みんなミラノサローネに本気です。

さて日本はというと、まだまだデザインが産業に結びつくまでには至っていないと思います。
今回の「5%」という数字が物語っています。

出展する人達にとってバイヤーとの直接交渉が出来ことは魅力的なはず。
自分の作ったモノを世に出す為の最短ルートかもしれません。

ですがせっかくの機会にも関わらず、夢を叶えてくれる人達がその場にいないんじゃ話にはなりません。

イベントがイベントのままで終わってしまうんじゃ、継続して開催していく意味が薄れていってしまいます。

全体としてデザインへの関心が高まっているにも関わらず、デザインを世に送り出していく人達が期待を寄せられないのでは・・・。

ネット上でもあらゆるところで今年の批評が書かれていますが、多くの人達が現在のスタンスに対して多少なりとも改善を求めている模様です。


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